プロフィールについて教えてください

プロフィールについて教えてください

関西生まれ・関西育ち・関西在住、パンとケーキが大好きなアラサーです。大学卒業後は総合商社に入社し、事務職として勤務しておりましたが、結婚を機に退職しました。

現在は3人の子どもに恵まれ、育児と両立しながらWebライターとして活動しています。

企業サイトを中心に記事を手がける一方で、自身のブログを運営し、趣味でKindle本の執筆・出版も行っています。

ようやくWebライターとして本格的に歩み始めることができましたが、過去にはライタースクールで詐欺に遭い、うつ病を経験したこともあります。

その経験でWebライターという仕事に対して強い抵抗感を抱くようになり、文字を見ることさえつらく感じるようになってしまった時期も長かったです。

現在のライターとしての仕事内容や働き方を教えてください

現在のライターとしての仕事内容や働き方を教えてください

主にSNSで話題の動画や写真を1,500~2,000文字ほどでまとめる記事を執筆しています。また、不定期ですが複数の企業サイトでのコラムの執筆をしています。

ライターを目指したきっかけはなんですか?

ライターを目指したきっかけはなんですか?

ライターを目指したきっかけは、家で仕事ができることに魅力を感じたからです。

2020年、新型コロナウイルスの影響で夫の収入が大幅に減ってしまった時期があり、私も働かないとこのままでは生活ができなくなると悩んでいました。

生後間もない子どもと未就学児の子どもがいる身で、しかも近くの保育園はなかなか空きがなくて入れないという環境だったため、外で働くことは難しい環境でした。

そのため、リモートワークをする企業が増えた時期でもあったので、家でもできる仕事を探すことにしたのです。探した結果、Webライターの仕事を見つけ「これならできるかもしれない」と思い、挑戦することにしました。

ライターになるために、まず始めたことはなんですか?

ライターになるために、まず始めたことはなんですか?

ライターになるためにまず始めたことは、ライタースクール探しです。

「Webライターは飽和状態なので初心者は絶対仕事が入ってこない」「仕事をもらうためにはスクールに入ってそこから案件獲得するのが1番」と、どこかのサイトにそう書いてあったので、スクールに入らないとWebライターの仕事ができないと、当時の私は思い込んでいました。

そして、いくつかのスクールを調べた結果、40人ほどが在籍しているというライタースクールを見つけたのです。

費用は80万円、一括で払うことができなかったので前払いでまずは15万円を支払い、半年後から毎月10万円ずつ支払うという契約で、そのスクールに入りました。

半年後に月10万円ずつ払わなければいけないことに不安を感じましたが、「半年後くらいには月収10万円以上になれるくらいのWebライターにはなれていますよ」「早い人は3か月で月収100万円になっていますよ」

といった説明が申し込み時に講師と名乗る男性からあり、それを信じて受講を開始しました。

当時は、「半年間の猶予があるのは良心的な制度」と受け止め、そのスクールに対して前向きな気持ちで受講を始めました。

しかし、結果的にこの講師は詐欺行為を行っていた人物であることがわかったのです。

ライタースクールに入会してみていかがでしたか?

ライタースクールに入会してみていかがでしたか?

実際に入会してみると、肝心のライティング技術についてはほとんど教えてもらえず、質問しても「自分で調べろ」と突き放されるばかりです。添削をお願いしても「この内容はダメ」と、修正箇所がわかりにくかったため、「具体的に教えてください」とお願いしました。

しかし、「自分で考えろ」「そんなんじゃ稼げるライターにはなれない」と突き放されてしまい、心が折れそうになりました。自分ひとりで手探りで学ぶしかなかったのです。

また、スクールのグループラインがあり、そこでは「こんな記事を書いてこれだけ稼げた!」「先生の指導のおかげで今月は最高月収でした!」という、スクール生の報告が毎日のように届いていました。

最初はそれを読んで、「自分もがんばろう!」と素直に思えましたが、次第にその報告が苦痛になってきてきました。

他のスクール生はきちんと指導してもらえている上に、成果を上げて収入を得る人もいるのに、私は指導もしてもらえずに収入にもつながらない状況が続いていたからです。

また、グループライン内では、講師と名乗る男性が一部の受講生に対して「指示に従わないので辞めさせた」「その程度の記事しか書けないから稼げない」といったコメントしており、その対応に疑問や違和感を感じていました。

スクールに違和感を覚えて、どうされたのですか?

スクールに違和感を覚えて、どうされたのですか?

ライティングのスキルは教えてくれない、グループラインの対応、なのにみんなどんどん成果を出していっている。

「なぜみんなは収入を得ることができているの?」

「私はなにもを教えてもらえないのに、みんな先生のサポートのおかげと言ってるけどどうして?」

「本当にこのスクールは大丈夫?」

と不安になりましたし、違和感も覚えました。

しかし、その気持ちを無視して「私も早く何十万も稼げるようにならないと!」と、変にがんばってしまったせいでスクールに入って2か月後にうつ病と診断され、しばらく休会することになってしまったのです。

休会して気持ちが落ち着いた頃に「他のスクールもこんなもんなんだろうか?」と気になったので、そのライティングスクールについて少し調べてみました。すると、私が入っていたスクールで被害に遭った人の話を聞きたいというブログ記事を見つけました。

その記事には、ライティングスキルはライティングの実践的な指導が行われないまま高額な費用が発生し、たくさんのスクール生が金銭的な被害に遭っていて途中で辞めていることが書かれていました。

また相手が傷つくような発言は日常茶飯事であること、女性の中には講師の男性からしつこく交際を迫られた経験があるということも書かれていたのです。

その記事を読んで私は「自分に当てはまることが多すぎる」と思い、ここで初めてあのスクールが詐欺だったということを理解しました。正義感は強い方ではない私ですが、どうにかしてあのスクールに入会する人を減らしたい、自分のような被害に遭ってほしくないという気持ちが生まれました。

実は、スクールに入会したこと、そのスクールのせいでうつ病になってしまったことは夫には話していなかったのです。自分の貯金とはいえ、夫に黙ってお金を使ってしまったことが後ろめたく、しかも詐欺スクールの被害に遭ってしまったなんて、恥ずかしくてとても言い出せませんでした。

そのため、この頃は自分の気落ちを吐きだせる場所がなく、しかし誰かにスクールのことを話して気持ちを整理したいという思いがありました。そんなときにこの記事を見つけたので、私はブログ記事を書いた人に連絡することにしたのです。

記事を書いた人はKさん(仮名)といい、長年ブロガーとして活動している人です。Kさんにメールを送ると「指導内容から講師とのやり取りまで全部教えてほしい」という内容のメールが届きました。

さっそくスクールとのやりとりの詳細と、当時の気持ちなども合わせて教えました。すると、「これはひどいですね」「被害に遭われた他の人も同じような内容でした」と、私の気持ちを理解した上で、他の被害者の話も細かく教えてくれたのです。

騙されてしまった自分を恥ずかしく思っていた頃だったので、同じように被害に遭った人がいることや、話を聞いてくれる人がいるとわかったことで気持ちが軽くなりました。

Kさんが私の話をもとにどんどん記事を書き、スクールの実態を記事として公開していってくれたおかげで、そのスクールは入会者が激減し、現在はなくなっています。

スクールがなくなり、入会時に払った15万円は返ってきませんでしたが、詐欺を行うようなスクールがなくなって自分の気持ちに区切りをつけることができました。

しかし同時に「これからどうしよう」「やっぱり外で働かないと私はお金を稼げないのか」と、ライターになることをあきらめようとしていたのです。

現在のお仕事スタイルにつながった経緯を教えてください。

現在のお仕事スタイルにつながった経緯を教えてください。

ライタースクールで詐欺に遭ってから、Webライターは良からぬ仕事かもしれないと思っていたある日「良かったら自分がライティングのことを教えますよ」と、Kさんが言ってくれました。

Kさんはブロガーとして長年活動しており、ブログで培ったライティングのスキルの指導もしていたのです。

私は自分を救ってくれた人に恩返しする気持ちと、Kさんのおかげでライターは悪い人ばかりではないということがわかったことから、月5,000円で半年間Kさんのもとでライティングのスキルを学びました。その後、Kさんの指導でポートフォリオも作り、クラウドワークスで初めて案件を獲得することができたのです。

クライアントは私の書いた記事を気に入ってくれて、約1年間、月に10記事書いて欲しいという依頼を受けていました。そしてもっといろんな記事を書いて経験を積みたいと思い、クラウドワークスで仕事を探したり、企業サイトに直接営業をかけたりして現在複数の企業サイトと契約をして記事を書かせてもらっています。

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

正直なところ、ライターは大変、きついと思ったことがありません。

スクールにいたときは、何を書いてもダメ出しばかりされて修正するにもどこを修正したら良いかわからなかったので「こんなに大変なんだ」と思っていました。

しかし、今はクライアントも修正箇所をきちんと教えてくれますし、1週間に10記事なんて無茶な納期ももちろんありません。子育て中であることも理解してもらえているので、本当にのびのびと自分のペースで記事を書かせてもらっています。

きついときはどんな風に乗り越えましたか?

きついときはどんな風に乗り越えましたか?

先ほどもお話ししましたが、きついと思ったことがないので乗り越える方法が今の自分にはわかりません。

もしかしたら、今後ライターがきついと思う出来事があるかもしれませんが、そのときは「きついことから目をそらさずに向き合う」ことで、きついことを乗り越えて自分自身も成長できるのではないかと思っています。

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

ありきたりですが、納品してクライアントから「ありがとうございます」と言われたときでしょうか。

また、私は元が単純な性格だからか、自分が書いた記事がSEOの上位3位以内に入っているのを見つけたときは「書いたかいがあった!」「楽しい!」と、1人で喜んでいます。

ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください

これからはもっと視野を広げ、さまざまなジャンルの記事に挑戦していきたいと思っています。

自分の言葉で誰かの背中をそっと押せるような、そんな文章を書けるようになりたいのです。

そして何よりも、かつての自分のように、悩んだり立ち止まったりしている人が、もう一度前を向くきっかけになれるような言葉を届けたい。

それが私の今の目標です。

この記事を書いたライター

執筆者

なみ

3児のママライターです!毎日賑やかな育児の傍ら、Webライターとして活動しています。趣味はお菓子作り、ゲーム、読書。作ったお菓子は家族や友人にも好評です。また、日々の息抜きでプレイしているゲームの魅力を伝えるブログも運営中。常に新...

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