プロフィールについて教えてください
はじめまして!青森県在住のフリーランスライター「なついろ」です。2023年からライターの仕事を始めて、現在2年目になります。
プライベートでは、8歳差の姉妹を育てるアラフォーママです。ファッションや美容が大好きで、最近は高校生の長女と服の貸し借りをしたり、美容やメイクの話をしたりするのが楽しいです。
ライターを目指したきっかけはなんですか?
会社への長時間通勤が負担になり、働き方を変えたいと思ったのがきっかけです。車通勤だったのですが、片道40分、雪が降ると1時間以上かかる日もあり、通勤だけで疲れてしまう毎日でした。特に冬道の運転は神経を使うので、朝から疲れた顔をしていたと思います。
当時、コロナ禍で在宅ワークが普及したこともあり、「私も在宅で働きたい…どんな仕事ができるだろう」と情報を集めるようになりました。
調べていくうちに、“Webライター”なら在宅で仕事ができて、特別な資格がなくても始められると知り、直感で「やってみよう!」と思ったのです。
ライターになるために、まず始めたことはなんですか?
とにかく情報収集しました。会社勤めと家事・育児をこなしながら、耳と目が空く時間は、すべてライターになるための情報収集に充てました。
具体的には、朝と夕方の通勤時には車中で先輩ライターの音声配信を流し、「ライターになるためのノウハウ」やライター初期の体験談を聴いていました。家にいるときも、洗い物や洗濯物をたたみながらイヤホンで聴いてましたね。
それから、出社前の駐車場でライターに関する本を読んでいました。家にいると子どもたちから頻繁に話しかけられて集中できないので、この時間はとても貴重でした。
仕事の休憩中や家で手が空いたときは、PCやスマートフォンでライターになるための記事を読んだり、YouTubeから情報を得たりしていました。
最初の案件は、インターネットを通じて仕事を受発注できるクラウドソーシングで受けた1記事300円ほどのファッション記事の作成です。時給に換算すると割に合いません。でも、まずは実績をつくらなければ次につながらないと思い、継続して40件ほど記事を執筆しました。
今思えば、実績のないライターが希望の案件を獲得するのは本当に大変なので、報酬よりも実績重視で行動して良かったと思います。
専業ライターになるまでの道のりを教えてください

本業と並行しながら、しばらく副業でライターの仕事をこなしていました。平日は、帰宅して家事が全部終わってから夜中まで作業する日もありました。休日は、子どもの用事が済んでから執筆。
本業の休憩時間にクライアントと連絡を取ったり、子どもの通院の待ち時間にスマートフォンでGoogleドキュメントを開いて執筆したこともあります。
家事や育児をこなしながら隙間時間を仕事に充てるのは本当に大変で、当時のわたしはよく頑張っていたなぁと思います(笑)。
そんな生活を1年以上続けているうちに、「まぁ、なんとかなるだろう」と思えてきて本業を退職する決心をしました。もともと「在宅で働きたい」という思いからライターの仕事を始めたので、自然な流れだったと思います。
その頃、夫の仕事が忙しくなり、高校生になる長女の車送迎も必要だったので、「わたしが在宅で働けたら家庭がうまく回る」と思えたちょうどいいタイミングでもあったのです。
現在は専業ライターとして、SEO記事やコラム・取材記事などさまざまな分野の執筆に携わっています。基本的には自宅でひとりパソコン作業をしていますが、たまに取材などで外に出ることもあります。
ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?
やはり、収入が安定していないところですかね。継続的に案件をいただけるクライアントと出会えればいいのですが、単発の依頼だと、次はいつ仕事が来るのかわからず気持ちが落ち着かないこともあります。
仕事がないと収入の面でも不安になります。わたしの場合、「自分は社会から必要とされていない…」とメンタルも落ちてしまうのが悩みの種。フリーランスとして長く働き続けたいならもう少しメンタルを強化しなければ!と思っています。
きつい時はどんな風に乗り越えましたか?
とにかく営業をたくさんしました。クラウドソーシングや求人サイト、SNSやGoogle検索で見つけたメディアのライター募集など、さまざまな案件に応募しました。
ライター募集していないメディアでも、「ここで書いてみたい!」と思ったら、問い合わせフォームからポートフォリオを送って「自分を売り込む」営業もしましたよ。
わたしの経験上、たくさん応募してもすべてに受かることはないし、返信がないことも当たり前です。なので、「ご縁があったらいいなぁ」くらいの気持ちでいました。
やれるだけやってみて「こんなんじゃ生活できない!」となったら、家の近くでパートかアルバイトをしようと思っていたんです。でも、自分が納得できるまでは諦めたくはありませんでした。
仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?
自分が執筆した記事の反応が良いと、読者に届いて、なにか気づきを与えるきっかけになれたんだなと嬉しくなります。また、わたしは取材記事を執筆することもあるのですが、記事を読んだ取材先の方が喜んでくださったときは、「ライターの仕事って楽しい!」と感じます。
クライアントとコミュニケーションを取りながら仕事をしていくのも楽しいです。オンラインでの打ち合わせや、テキストメッセージでやり取りしていると、普段はひとりで作業しているのに、クライアントと「一緒に頑張っている」と実感できます。そして、やる気が湧いてくるんです。
ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください

本格的なインタビュー案件にチャレンジしてみたいです。今までにも取材経験はありますが、少しお話を伺うといった短時間の取材が中心でした。今後は、しっかり時間をかけて話を聴き、その人の思いや背景を深く掘り下げるような「インタビュー案件」にもチャレンジしたいと考えています。
また、わたしは青森県に住んでいるのですが、青森県や東北地方に関する広報・PRの仕事にも関わりたいですね。「地方で生活しているからこそわかること、伝えたいこと」をライターという仕事を通して発信し、地元を盛り上げるお手伝いができたらなと思っています!

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この記事を書いたライター

なついろ
青森県在住のフリーランスライター。2児のママです。ジャンルは地方創生や観光・子育て・暮らしなど幅広くお受けしています。SEOやコラムを書くのも好きですが、最近は取材案件の楽しさに気づいてしまいました。30代後半でふと「子育てが終わっ...