初めて取材記事を受注した経緯

私が初めて取材記事を受注したキッカケは、X(旧Twitter)でした。ライターの情報収集や勉強の一環として、数年前から私はXを運営しています。
とある日に、Xで以下のようなポスト(旧ツイート)が流れてきました。
「サイト◯◯が、取材ライターを募集しているらしい」
〇〇というのは、私が普段から見ている情報サイトです。さまざまな施設情報が掲載されており、外出先を選ぶ際によく活用しています。
私は、以前から知っているサイトでの執筆ということで、このポストに興味を持ちました。以下に、詳しい仕事内容をまとめています。
仕事内容 | 施設を紹介する記事を執筆する |
---|---|
掲載するサイト | 子どものお出かけ情報サイト |
施設の詳細 | お出かけスポットの遊戯施設 |
記事の趣旨 | サイト読者に向けてリアルなスポット体験談を伝える |
業務内容の詳細 | ・取材の許可取り ・施設の取材 ・施設側との連絡 ・取材内容をもとに記事を執筆 |
納期 | 1〜2週間 |
「やってみたい!」と強く思いつつも、当時の私には取材の経験がありません。
「なかなか倍率が高そうだな……」
「提示できる取材記事の実績もないしな……」
と、かなり尻込みをしました。しかし応募しないと、受注できる可能性はゼロです。
また、どんなベテランにも必ず「実績なしの状態で受けた最初の1記事」があります。そう気持ちを奮い立たせ、思い切って応募してみました。
知識ゼロでの取材の準備方法
無事に採用されたときは、正直喜びより焦る気持ちの方が勝っていました。取材記事を書いたことがないため、取材に関する知識はまったくありません。
さらに取材までの日数が短かかったため、勉強する時間は限られています。そのため取材当日まで、必死にWebで勉強しました。
主に勉強したのは、以下の内容です。
- 取材依頼のやり方
- 取材前に調べること
- 取材時の持ち物
- 挨拶の仕方
- 写真の撮り方
Web上には、さまざまなライターが情報を公開しており、知識の宝庫です。ただし、仕事内容や自分の状況に合わせて、内容を取捨選択する必要があります。
時間的な余裕があれば、Webと併せて本でも勉強したかったです。
取材当日!持ち物や取材の流れ

ここからは、取材当日について、以下をお伝えします。
- 用意した持ち物
- 取材当日の流れ
- 取材直後にやったこと
これらの内容を確認すると、取材当日の流れが想像できるでしょう。取材記事を受注したいライターは、ぜひチェックしてください。
用意した持ち物
取材の際に用意した持ち物は、以下の5つです。
- ボイスレコーダー
- 質問リスト
- クリップボード
- ボールペン
- スマホ
ボイスレコーダーは、取材のために新たに購入しました。施設スタッフの話や自分の発言を取材後に確認できるので、なかなか便利です。

質問リストには、取材相手に聞きたい内容をあらかじめメモしておきます。慌ただしい取材当日に質問し忘れないために、質問リストは必須です。
また、立ったままメモを取る場面が多かったので、クリップボードが思ってた以上に活躍しました。

ちなみにスマホは撮影用です。
取材当日の流れ
当日は、以下の流れで取材を進めました。
- 担当者に挨拶
- 写真撮影をしながら施設内アクティビティを体験
- 担当者に質問
- 細かい設備を写真撮影
まずは、担当者に挨拶をしました。
その次は、施設内のアクティビティを体験しながらの写真撮影です。アクティビティをしながらの写真撮影は大変だったので、ときにはスタッフの方にも協力してもらいました。
体験後は、疑問点や施設のコンセプトなどを担当者に質問します。気になった話はどんどん掘り下げて、話をたくさん引き出すのが大切です。
最後に、トイレや更衣室、ロッカールームなどの細かい設備も撮影します。記事に使わないと思う写真も撮っておくと、思わぬ形で利用できました。
取材直後にやったこと
取材直後にやったのは、主に以下の3つです。
- 取材先へお礼のメールをする
- 体験した感想や内容をメモしておく
- クライアントに取材完了を連絡する
まずは、取材先の担当者へお礼のメールを送ります。
お礼と同時に、取材先が記事作成に不安や不信感を抱かないための配慮として、今後の記事作成の流れやサイトに公開するまでのスケジュールも伝えました。
また、取材内容や感想を簡単にスマホへメモしました。記事作成まで時間が空くと、取材時の気持ちを忘れがちなので、メモしておくと安心です。
さらに、クライアントに取材完了の連絡もしました。クライアントは問題なく取材が進んでいるのかわからないため、報告がないのは不安の要因になります。
そのため、取材後には「無事に取材が完了しました」の一報を入れておくと良いでしょう。
ボイスレコーダーの活用に失敗した話
取材のために購入したボイスレコーダー、実は完璧には活用できていません。最初に担当者と話す際に電源を入れたあと、写真撮影中はオフにしていました。
そのまま会話や細かな質問をしていたため、すべての内容がボイスレコーダーに入っていなかったのです。データ容量の大きいボイスレコーダーを買ったので、スイッチは入れっぱなしにしていれば良かったと反省しています。
ちなみに、ボイスレコーダーをオンにする際は、相手に許可を取りましょう。勝手にボイスレコーダーで録音すると、不愉快に思われる可能性があるため、私も取材前に許可を取りました。
取材は準備が大切

初めて取材をした感想は、しっかり準備をすればなんとかなる!でした。ある程度の臨機応変な対応は必要ですが、基本的には事前に組み立てた流れを追っていくだけです。
また、私は普段から初めての場所に出かけるのが好きなので、取材をとても楽しめました。外出好きなライターは、あまり気後れせずにぜひ一度取材に挑戦してみてください。
この記事を書いたライター

桜井はるか
3児を育てるママライターです。読者に寄り添った記事作成を目指しています。「転職」「就活」「育児」ジャンルが得意。趣味はイラスト作成・旅行・読書です。好奇心旺盛で気になったことは調べずにいられません。Webライターを通じてさまざまな...